2代続く老舗の旅館の株式譲渡という形での事業譲渡事例

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後継者が決まらず、株式譲渡という形で事業譲渡を決断

相談内容

2代続く老舗の旅館業を営み会社の財務状態は良好健全であるが、後を継ぐ後継者が不在。経営者も高齢化が進み、親族や職員内で適任者が決まらない状態が続く。老舗の看板は降ろしたくなく、事業の継続と長年支えてくれた従業員の雇用確保を優先したい。

効果と今後の展望

老舗の看板を守るため、株式の譲渡を持って意思を継ぐ新たな会社の傘下に入ることを提案いたしました。新たな会社の傘下に入った後も、今まで培ってきた経営のノウハウ、従業員の雇用条件の維持などのサポートを続けるために、現社長は代表権のない会長として在籍する形といたしました。

 

株式の譲渡金額、会長在籍時の給与や役員退職金など、これらをバランスよく、さらに税務上問題のない形にするなどの提案も行ったため、スムーズに新しい会社との連携が出来るようになりました。

今までの、自社の強みは残しつつ、大手の効率的な経営や大量仕入れによるコスト削減などメリットも大きく、結果的に看板のブランド力の強化や社員待遇の強化に繋がりました。

 

高橋税理士事務所を選んだ理由

後継者問題という相談しにくい悩みに対して、しっかりと根拠を持った提案をしてくれた。また、現状の経営分析を通じて、複数の選択肢を提示してくれて、それぞれのメリットやデメリットが分かりやすかった。M&Aの際には、その仲介会社や受入れ先の選定、金額交渉や税務判断、対策など細かくサポートしてもらう必要があったが、納得のいく対応をしてもらうことが出来た。

実際に、現在でも「代表権のない会長」として在籍しているが、存在感を出して提案してくれていて満足しています。

2代続く老舗の旅館業を営み後継者が不在。